働く40代女性の平均年収はいくら?女性は賢く年収アップしよう!

働く40代女性の平均年収はいくら?女性は賢く年収アップしよう! お金

40代女性の平均年収はいくらくらいだと思いますか?

男女関係なく人それぞれ年収に大きく差が開いてくる40代ですが、働き方によって昇給のスピードが違ったり、業種によって給与の上限がみえていたりもしますよね。

また、私たち現在の40代の年収は、ロストジェネレーション世代特有の傾向もあると言われています。

そんな働く40代女性の現状を調べてみました。

働く40代女性の平均年収はいくら?職種別の年収

40代女性の平均年収はいくら?

国税庁の平成29年分民間給与実態統計調査結果では、40代女性の平均年収は413万円となっています。

40代男性の平均年収が598万円と言われているので、男性より200万円近く低い金額となっています。

また、年齢を区別せず給与所得者全体で見た時の平均年収は432万円。男性が532万円、女性287万円という結果です。やはり、男性より200万円以上低くなっています。

男性の方が圧倒的に年収が高く、女性の年収が低い原因は、女性は出産や子育て等で一旦離職し、再就職したとしたとしても、非正規雇用の仕事に就くことが多いからです。

働く女性の非正規社員の割合と給与額

国税庁の平成29年分民間給与実態統計調査結果で給与所得者は4,945万人ですが、そのうち、 女性の給与所得者は2,009万人。

さらに働き方で分類すると、正社員は1,035万人、非正規社員は783万人となっており、非正規社員の割合は約38%を占めています。
これに比べて男性は、給与所得者2,935万人のうち非正規社員は350万人で、約11%となっています。

この結果から、女性の非正規社員は多いということと同時に、正社員は未だ少ないのが現状と言えます。

また、40代の正社員の平均年収が480万円なのに対し、非正規社員の年収は180万円。この金額差は正社員には支給されるボーナスが、非正規社員にはほとんどないという理由から生まれています。

40代の非正規雇用の女性は、同年代のなかでも低い年収にとどまっているのが現状と言えます。

40代 ロストジェネレーション世代特有の傾向も

さらに、40代ロスジェネ世代には特有の傾向もあります。正社員・非正規社員という働き方、給与額の変化にも影響があるようです。

◆正社員の比率
総務省の労働調査での年齢階級別の比較で見てみると、

25~34歳(2017年)74.16%(2018年)74.97%
35~44歳(2017年)71.45%(2018年)71.11%
45~54歳(2017年)67.73%(2018年)67.81%

ロスジェネ世代(35~44歳)の正社員比率は低下しているのに、前後世代は上昇しているんですよね。

◆非正規雇用の比率
2008年、25~34歳の非正規社員の比率は、25.6%。
2018年、25~34歳の非正規社員の比率は、25.0%。
これは、0.6%とわずながらも新卒の就職環境が改善したということ。

これに対して、

2018年、35~44歳の非正規雇用の比率は、28.8%と増加。
ロスジェネ世代は何年たっても、非正規社員の比率改善の傾向がないどころか、悪化しているのです。

◆給与額の変化(NHK「クローズアップ現代プラス」放送『アラフォークライシス』より)

【給与額の変化】(5年前との比較)
[20~24歳]+5,200円
[25~29歳]+8,700円
[30~34歳]+6,400円
[35~39歳]-4,300円
[40~44歳]-23,300円
[45~49歳]+2,200円
[50~54歳]+21,100円
[55~59歳]+8,000円

私たちロスジェネ世代だけが2万円以上も給与ダウンしています。
信じられませんが、これは、今後もスライドしていくと言われています。

40代女性がこれから年収を上げるために

40代女性はまだまだ不安定な雇用であると実感しました。そんな中で、40代女性は賢く稼いで年収を上げていくことが大事です。

年収アップを目指すなら、どんな職種・業種を選べばよいのでしょうか。参考にしてみてくださいね

職種別の年収ランキング

・1位 企画・管理系:451万円
・2位 技術系(IT/通信):419万円
・3位 技術系(電気/電子/機械):409万円
・4位 営業系:398万円
・5位 技術系(メディカル/化学/食品):392万円
・6位 技術系(建築/土木):375万円
・7位 金融系専門職:362万円
・8位 クリエイティブ系:350万円
・9位 事務/アシスタント系:322万円
・10位  販売/サービス系:297万円

平均年収が高いのは、経営企画・財務・IR・広報・リサーチといった企画・管理系の仕事や、やはり専門性の高い技術系の職種です。
(データ;「doda 女性の転職・求人情報Woman Career(ウーマン・キャリア)」より)

また、40代から、税理士、社労士、行政書士といった士業系の国家資格を取得して独立する人もいますよ。

まとめ

40代女性は働き方の違いやロスジェネ世代の影響も受けて、大きく年収の差が生まれてしまう現状でした。

40代女性は働き方の違いやロスジェネ世代の影響も受けて、大きく年収の差が生まれてしまう現状でした。

とはいえ、まだまだこれから働き方を考えて活躍できる年代でもあります。

自分の可能性に自信をもって、チャレンジしていきましょうね!