
40代独身女性の私たち。「老後の事なんてまだまだ先の事。」なんてもはや言っている年齢ではありません。
年金だけでは食べていけれないとなると、蓄えを増やすしかないのですが、今から数千万円のお金をどうやって貯めたらよいのでしょう。
そして、老後資金は実際いくら必要なのでしょうか。
貯蓄はコツコツと時間がかかりますが、気がついた今がはじめ時。
40代独身女性がすぐに始めるべき貯蓄法を調べてみました。
スポンサードサーチ
目次
40代独身女性は老後資金が不安。今知ってすぐに始めるべき貯蓄法
40代独身女性の老後はどうなっている?
平成26年版厚生労働白書によると、女性が50歳を迎えた時の未婚割合は、2040年には18.7%になるとされています。
20年後、約2割の女性が生涯独身であるということです。
さらに2017年の女性の平均寿命は、87.26歳とどんどん更新。
女性がずっと1人で生きていく期間が、今後も長くなっていくことが予測されますよね。
これまで、ぼんやりと考えていた自分の老後。実際に1人で生きていかねばならないということは、けっして他人事ではないんですよね。
40代独身女性は老後にいくら必要?具体的に計算
老後資金の求め方は「毎月の不足額(収入-支出)×12ヵ月×25年(65歳~90歳と仮定)」で、ざっくりした金額が出せます。
総務省の平成26年度全国消費実態調査で、65歳以上の単身世帯のうち無職世帯の家計収支をみると、女性の場合は公的年金などの収入から社会保険料や税金などを差し引いた「可処分所得」は1カ月で121,441円。
これに対して生活費である「消費支出」は153,433円なので、ひと月に約3万円の赤字。この毎月の約3万円を、貯蓄などで取り崩したり補ったりしながら生活する必要があるという事です。
仮に月3万円を、65歳から90歳までの25年間にわたって貯蓄から取り崩すとしたら、
月3万円×12カ月×25年間=900万円が必要ということ。
ただ、これ以外にも必要なお金はあります。
例えば、自分の介護にかかる費用。
生命保険文化センターの「生命保険に関する全国実態調査 平成30年度(2018年度)」では、介護の為に必要な、住宅の改造や介護用ベッドの購入などの一時費用は平均で約70万円だそう。
また介護サービスを受けながら生活すると自己負担額は月に平均で約7.8万円。介護を受ける期間の平均は約4年7ヵ月で、その間、平均的な費用負担がかかるとしたら、合計で約500万円がかかる計算です。(※公的介護保険は現在自己負担の上限有り)
そのほか、自分の葬儀や埋葬、生前に入院していた病院や介護施設の費用等の事務処理を依頼する場合には50万~100万円ほどかかります。
これらの金額を合計すると、約1,750万~2,000万円の貯金が有ればなんとか安心と言えます!
40代独身女性がすぐに始めるべき貯蓄法
とはいえ、2,000万円近くの老後資金をどうやって準備すれば良いか、実際に用意できるのか不安ですよね。
でも、大丈夫。長期的な視点を持って、計画的に老後の資金を用意すれば40代独身女性の私たちでも貯めることができますよ。
そのポイントを見ていきましょう。
1.保険や運用商品を検討
若いころに契約した保険をそのまま継続しつづけている場合は保障の内容を一度見直して、今の自分に合ったものに変えることが必要です。他社を含めた見直しによって料金を抑えることも可能です。
また、掛け捨てになっている契約や貯蓄タイプでも不必要な保障がついた保険で貯蓄をするより、他の金融商品を利用した方が貯蓄を増やす事ができます。
特に40代独身女性におススメなのは、国が運営する、個人型確定拠出年金の「iDeCo」や長期間の積み立てによって資産を形成していく「つみたてNISA」です。
公的で中長期的な運用商品を選んでみてください。
2.貯蓄を始める
例えば、一番身近な普通預金。「60歳までに1,000万円を貯めるために毎月いくら貯めれば良いか」。
・40歳からスタートする場合は、20年間、月4.2万円
・45歳からスタートする場合は、15年間、月5.6万円
スタートが遅くなるほど月々の金額が高くなるので、少しでも早く貯め始めることが大切です。
自動で定額を預金できる「定期預金」の登録をして、放っておいても貯まる仕組みづくりを今すぐやっておきましょう。
3.老後も収入を得る方法を考える
定年後も仕事をして収入を得るにはどうすればよいか、考えてみましょう。
例えば、ネットビジネス。きちんと正しい方法で取り組めば月に10万円程度の収入は見込めるようになります。また、仕事で培った専門能力を活かして収入を得たり、老後に働いて収入を得るために、資格を取って新たなジャンルに挑戦する方もいます。
マンション管理士、電気主任技術者、ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士、社会福祉士などは専門性があり、若い方の雇用だけでは足りていない分野もありますので重宝されます。
まとめ
40代独身女性にとっての老後資金、今からコツコツと貯めていく必要がありますね。
自分で貯めておかないと誰も資金を出してくれません。
実際に必要な金額を知ったうえで貯金を計画し、不足分を埋められるよう老後も働き続ける環境を整えたり、今の段階で、病気や介護など働けなくなったときに備えられる保険に入っておくのも安心です。
まだ先のようで、近い将来です。少しずつでもお金の不安をなくしていきましょう!