
ロスジェネ世代・就職氷河期世代が話題になっています。
最近のニュースで、「黒字リストラ」が話題になり、その影響を受けるのは40代就職氷河期世代の私たち、と。
非正規社員で働き続けることを強いられて苦しい生活状況から脱出できずにいる人、働く事すら厳しい状況の中で辛い思いをしている人、「社会どうなってんの?」「いつまでたっても報われない」、就職氷河期世代の厳しい現実が見えてきます。
ロスジェネ世代・就職氷河期世代の私たちの今とこれからについて考えてみました。
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目次
ロスジェネ世代・就職氷河期世代の40代女性について
ロスジェネ世代・就職氷河期世代の現実
ロスジェネ世代・職氷河期世代は本当に辛い現実。
そもそもの私たちの就職活動時、大卒の「有効求人倍率」からその悲惨さが見て取れます。
例えば、就職氷河期に入る直前の1991年、1人の求人に対する求職数は1.4倍。でも、その2年後の1993年には1倍を割り込み0.76倍にまで落ちています。その後、2006年と2007年(1.06~1.04倍)を除いて、2014年までの約19年間ずっと「有効求人倍率」は1倍を下回って推移するのです。
その結果、正社員として就職できなかった人は沢山います。そして、今でも非正規の雇用形態でずっと働き続けています。
そういった場合、年収が上がらない非正規雇用ではなく、正社員を目指しても新卒以外の採用は非常に厳しく、また、一旦は正社員で就職したけれど何らかの理由で退職したのちの再就職が出来ないなど、今でも「安定」といえる道が全く見つからない状況なのです。
また、就職自体を諦めざるを得なかった人の貧困や引きこもりも深刻化しています。
いつか報われると思って耐えていても現実は辛い。苦しいですよね。
昨年2019年には、政府は、30代なかばから40代なかばの就職氷河期世代を「人生再設計第一世代」と名付けて、「就職氷河期世代支援プログラム」がスタートしました。
そして、先日1月10日に東京・四谷区民センターで、「就職氷河期世代当事者全国ネットワーク結成集会」(氷河期ネット)が開催されたようです。
イベントの詳細内容は以下の様に書かれてあります。
(イベント詳細)
新卒時の厳しい雇用情勢により不本意な就労を余儀なくされ、正規・非正規を問わず、過酷な労働環境の中を生き抜いてきた就職氷河期世代は、現在、30代半ばから40代後半の年代に達しており、その数1700万人と言われています。これは有権者の約6分の1を占めると言われ、政治的な影響力は決して小さいものではありません。そんな当事者たちが自らの窮状を訴えるべく結成したのが、就職氷河期世代当事者全国ネットワークです。「今更遅い」「もう無理でしょ」そんな声もあります。しかし、このままこの世代を放置すれば、将来もっと大きな禍根を残すことになるでしょう。当事者たちの奪われた人生を取り戻し、より良い社会を築いていくために、私たちは立ち上がります。
みんなで立ち上がれる仕組みが発展してほしいです。
ロスジェネ世代と黒字リストラ?
40代のロスジェネ世代・就職氷河期世代を対象に、「早期希望退職」という形でリストラが進んでいることを知っていますか?
これが「黒字リストラ」。
中国の企業では、若手の優秀な技術者は初任給の年収が1000万円。
それに対応するために、日本企業も給料を上げなければならず、その人件費の原資を「必要ない中高年」のリストラ分で補充するということのようです。
その「必要ない中高年」が、私たち40代半ばから50代前半の就職氷河期世代。
頑張って大企業に入れたロスジェネ世代の人も、現に切り捨てられる状況にあるということです。
いつまでたっても報われることがなく、やり場のない怒りや苦しさ、虚しさが残ります。
これから先、年金だけでは安心して過ごせれないと言われている老後、どうやって生きていったらいいのでしょうか。
不安が残りますね。
そして、「日本は終身雇用だから安心」とは到底言えない世の中になってきたということも、現実です。
ロスジェネ世代・就職氷河期世代の女性たち
ロスジェネ世代や就職氷河期世代はこんなに厳しい状況のまま。特に女性の年収は低く、一段と厳しい生活状況。
自分が悪かったわけではなく、能力が低かったわけでもなく、こんなに苦しい生き方になるとは想像もしていませんでしたよね。
就職活動時、何度受けても内定がもらえず自分の希望以外の会社に就職することになったり、「景気が良くなるまで」と非正規社員として頑張って働くものの、社内研修や教育も削減されたため特化した技術がないことが重なって、自分に自信が持てず悩んでいる人が多い40代女性。
年収が低く、お金が苦しくて悩んでいませんか。
自分の将来が不安ではないですか?
この先の安心もやっぱり、自分で掴んでいくしかない世の中です。同じ境遇の人と一緒に立ち上がれる仕組みも利用しながら、頑張っていきましょう。
お金を貯められる環境になりましょう。
自分の好きなこと、特技や趣味を見つけておきましょう。人生が楽しくなります。
まとめ
ロスジェネ世代・就職氷河期世代の私たちの現状は、新たな施策が立ち上がったとはいえ、社会は厳しい状況が続きそう。
それでもより良く生きたい。
特に女性はお金に対する危機感を今からきちんと持って、将来の対策を考えていきましょう。
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