40代独身女性の転職は厳しいと言われていますが、実際はどうなのでしょうか。
転職をして事実新たにスタートしている人も沢山います。
40代独身女性が転職を成功させるために必要な意識の持ち方と方法を調べてみました。
40代独身女性の厳しい転職事情を調査 正社員になる為の意識と方法
40代独身女性の求人状況は？
40代独身女性の転職、思うように決まるものか気になりますよね。
出来れば正社員として就職し、早期に転職目的を達成したい！女性の求人状況の現実はどうなのでしょうか。
見ていきましょう。
厚生労働省の「雇用動向調査結果の概要」では、転職して入職する職種の割合がわかります。
平成28年は以下の様な結果となっています。
- 40～44歳 10.7％（パート：14.7％、一般：8.2％）
- 45～49歳 9.5％（パート：11.1％、一般：8.4％）
転職して入職する場合、女性はパート（非正規社員）として入職する割合の方が常に高いということですね。
これに対して、平成30年の年齢階級別転職入職率を見てみましょう。
- 40～44歳 13.5％（パート：18.7％、一般：9.9％）
- 45～49歳 11.3％（パート：13.9％、一般：9.5％）
という結果。
なんと、各年齢ともそれぞれ入職率が増加している！あなたは気が付きましたか？
厳しいと言われている40代女性の転職ですが、実際にはチャレンジする人が増えてきています。
40代女性が仕事を得る機会はどんどん増えてきていると言えます。
とは言え一方、平成28年度の厚生労働省の報告で、女性労働者の内訳を見てみると…
正社員1,078万人に対し非正規社員（パート・アルバイト、派遣・契約社員など）は1,367万人。
非正規社員の割合は55.9％となっています。
これに対し、同じ調査で報告されている男性の非正規割合は22.1％。
男女で比較すると、女性の非正規社員の割合がとても高いということになりますね。
つまり、女性の正社員での転職は厳しい傾向ということになります。
転職は正社員のみにこだわらず、自分に合った仕事に就くことが一番大切です。
条件や方法をしっかり見極めて、ゆとりある気持ちで挑みましょう。
40代女性の転職は日々の振り返りも重要
40代女性は私生活でも会社でも自分のペースが出来上がっていますよね。
少し自分の日常を振り返ってみて下さい。
- やる気・行動力：ポジティブ思考で積極的に動けていますか？
- 協調性：周囲との調和、コミュニケーションがとれていますか？
- 向上心：会社が求める能力、スキルに達していますか？努力ができていますか？
単純な振り返りですが、いかがですか？
実はこの3つ、「会社が正社員として採用する為に求めている要素」なんです。
新卒の新入社員も転職の中途採用も同じ視点でとらえておくべき点ですよね。
自分をそれぞれの視点で振り返ってみて、具体的に動けていることや、自信があることは心に留めておきましょう。また、もしも、足りていない部分や、自身がない部分がある場合は今から改善していきましょう！
40代女性が正社員をめざす方法
40代独身女性が正社員に転職する場合の方法として次の3つが考えられます。
◇契約社員から正社員登用を目指す
今いる会社での非正規社員からそのまま正社員に雇用変更する転職です。これまでの働きの勤務態度や会社への貢献度が高いことで、契約社員やパートから正社員に登用する、正社員登用制度というものがあります。
正社員登用制度を実施している会社は多く、退職をしてしまう前に、正社員登用制度があるかどうか調べてみることも必要です。新しい環境へ飛び込んでいくリスクは少し軽減されることになるので、一番スムーズな方法です。
◇同業種でのキャリアアップ転職をする
これまでに経験したことのある業界や職種で正社員転職をする方法です。経験を活かして今後一段上のキャリアを積む意識で転職するケースです。
会社側は経験があることで即戦力としての採用になるので、やる気のある人を採用したいと思っています。成功の可能性も高い堅実な方法です。
◇未経験から異業種への挑戦をする
これまでに同様の経験のない職種や、業種での転職です。このケースの正社員採用の可能性は低いと言えます。これまでの職務経験とは全く関係のない業種や職種となると会社側も不安ですよね。
このように、未経験の職に就く場合は、これまでなんらかのかたちで得た経験やスキルが生かせる求人を選ぶことが重要になります。
例えば、「営業職や営業事務経験を生かしてエステや化粧品の販売店舗運営」や、「スクール講師の経験を生かして営業部の研修セミナー職」などです。
これまでの経験や現在持っているスキルや資格を生かせる未経験職や異業種への転職であれば、採用の可能性がとても高くなるので是非探してみましょう。
まとめ
40代独身女性の転職事情、転職自体は徐々に可能になってきている傾向にあります。
しかしながら、正社員での採用は厳しいのが現実。
自分の行動を振り返り、会社が求める人材としてふさわし意識を普段から持っておきましょう。
また、働き方は自じっくり検討することが重要です。退職前に入念に調べてから動きましょう！
